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2009年度就職活動の体験談を紹介します。
山中麻里さん(文学部4年生)
神奈川県小学校教員採用試験合格

長崎富美さん(文学部4年生)
神奈川県小学校教員採用試験合格


今回は、同じ神奈川県の小学校教員採用試験に合格された二人の方に、教育実習や採用試験について伺いました。驚いたことに同郷だそうです。

Q
.教育実習はどうでしたか。

A.  ― 
山中: 小学校の教育実習は四週間あります。私にとって、長いような、短いような四週間でした。「本当に小学校の先生をしているんだ」という感じで・・。目の前に子どもがいて、かわいくて、でも迷ってしまうこともたくさんありました。現場の先生方のアドバイスを受けて、授業のつくり方、行事のつくり方などを具体的に体験できました。うまく準備できれば、子どもたちもついてきてくれたような気がします。

長崎: 私は小学校の他に養護学校で教育実習を行いました。養護学校の実習は二週間でした。山中さんと同じで、あっという間に過ぎたという感じでしたね。現場の先生方の指導でなんとか乗り切ったような・・。



Q.実際に教育の現場に出たことで、感じ取れたことはありましたか。

A. ― 
長崎: 一言でいえば、「教師次第で子どもは変わる」ということでしょうか。現場の先生方には、いろんな方がいらっしゃる訳ですが、子どもに対する先生の対応や授業の進め方で、子どもたちの反応やクラスの雰囲気がずいぶん変わってくることを実感しました。

山中: そうですよね。現場の先生方は様々な教育観を持ってて、指導法もいろいろだということがわかりました。子どもたちも教師のそんな教育観を敏感に感じ取っているように思います。



Q.それでは、教員採用試験に合格するために、どんな準備をしましたか。

A. ― 
長崎: 本格的な勉強は3年生の12月頃から始めました。大学の教員採用試験用の受験講座がはじまったので、これを受講しながら勉強をはじめたのです。



Q.具体的には、どんな勉強をしましたか。

A. ― 
長崎: 教員採用試験用の参考書をとにかく覚えました。たいへんですが、将来を夢見てやりましたね。

山中: それに、過去問に目を通しておくことも大事だと思います。自分が受験する自治体の過去の出題内容はもちろんのこと、受験しない自治体の過去問にも目を通しておくことで最近の傾向がわかります。自信にもつながると思います。



Q面接にはどんな準備をしましたか。

A. ― 
山中: やはり、自分が受験する自治体が目指している教育目標について、自分なりに意見や考えをまとめておきました。まとめるにあたって、大学の受験講座の先生とかに相談に乗ってもらったりしました。他には、時事問題などの過去問にも目を通して面接に準備しました。

長崎: 準備はその通りですが、私は面接のときに、とにかく笑顔でハキハキと答えるようにつとめました。女の子だからということで、特に気をつけたことはありませんでしたが、笑顔は絶やさないようにしましたね。

山中: 私は髪型に気をつけました。面接官に、元気で明るい印象をアピールしたかったので、髪型をショートにしてから、面接用の写真を撮りました。



Q.それは効果があったと思いますか。

A. ― 
山中: あったと思います。



Q.後輩に何かアドバイスをお願いします。

A. ― 
山中: とにかく、諦めないことが大事です。私も、思うような結果が出ないでイライラしたり、他人と自分を比べて劣等感を感じることがありました。息抜きも必要ですよ。頑張ってください。

長崎: そう。そうして、自分を信じることが大切だと思います。               



 重みのある貴重なアドバイスをどうもありがとうございました。